ライフル銃のクリーニングについて

海外の動画ではライフル銃のクリーニングについて動画がたくさんあるが、国内での動画が少ないのと、あっても眉唾なコンテンツもある(ライフルマンごとに流派があるので仕方がないが、お手本にするのは適当すぎるものも散見される)ために、基本的なクリーニングの手法を紹介しよう。

ライフルで使用する装弾は国内では、鉛弾と銅弾に大別される、北海道を除く本州エリアでは鉛弾の使用がまだ許可されているが、北海道では銅弾以外は所持することも、使用することも許されていない、鉛による生態系への影響をなくすためである。そのため自分が使用する銃でどちらの弾頭を使用しているかによって、ボアクリーナーの選択が必要だ。

ボアクリーニングソルベント

カッパーソルベント(銅弾用)と通常の鉛弾用の1-Stepガンクリーナーの2種類が選択できる

ソルベントを銃身内に塗布して、5分ほど放置することで銃口内の銅を溶かすことができる。その後、パッチという四角い布をパッチジャグと言うツールで銃身内に溶けたソルベントを除去し、VFGパッチにて銃身内のソルベントの除去とWD40のオイルをわずかに塗布して仕上げるのだが、あれこれ書くより動画を見ていただいた方が早いので、参照してほしい・・

ライフル銃のクリーニング

このクリーニングにはライフルマンの宗教で必ずしもこの方法が正しいとは限らない、動画であるように、ソルベントを塗布する際に私はブロンズブラシを使うが、冷えている時だけで、射撃場場などでの銃身が熱を持っている時は、ナイロンブラシにソルベントをつけて塗布するなど、シーンに応じた塗布方法が宗教と言われる所以である。

また、洗矢と言う長い棒状の先にブラシや、パッチ、フェルトなどをつけて銃身に入れるが、一方方向だけ、手前から先(銃口)への一方方向しか動かさないなどの流儀もあるが、私はブロンズブラシや、パッチジャグ以外のVFGのフェルトについては、特に考慮しないで往復させて使うこともある。

正確な狙撃に使うボルトアクションのライフル銃においては、メンテナンスを怠ることは命中制度に影響し、特に長距離での射撃においては欠かすことのできない作業となり、自動銃などのライフル銃の場合は手順が全く異なるが、基本的な考え方は同様となる。

ロングレンジシューティングに欠かせないボルトアクションライフルと、弾道計算ソフト、正確なライフル弾のハンドロード・リローディングと日常のメンテナンスが狙ったところへ確実に着弾させるために必要となるので、これからライフルマンを目指す方には是非参考としてもらえたら嬉しい。

2023年 新年明けましておめでとうございます。

2023年(令和5年)兎年 新年明けましておめでとうございます。

2022年の大晦日に熊本県の阿蘇市における、牧場の牧野にて日本鹿や猪の狩猟に行ってきました。阿蘇のやまなみハイウェイ界隈の牧場は北海道と遜色ない広野がひろがり、熊本ということを忘れさせるこの景観、まさに灯台下暗しとはこの事です。

北海道と異なるのは、鹿だけではなく牧場に猪がたくさんいることと、雉などの国鳥も存在し、猟場として狩猟の幅が広いのに改めて気付かされた・・・笑
以下の動画は、熊本県の阿蘇市にある牧野でのシーンだが、この牧場から許可を得ているマタギと一緒に許可を得て入っている。許可なく牧場への出入りは禁止されてるので、真似をして勝手に牧場に入らないように注意してほしい・・

熊本県 阿蘇市の牧場にて(許可を得て立入しております)

この距離だと、熊本でも338ラプアライフルの利用シーンも全く問題ない!雉や近い猪が出た時用に散弾銃を持ち合わせるといい事だらけです(笑)

という事で、北海道と熊本の2両極端でのドラマを今後作成するので乞うご期待!!
2023年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。