バイアスロンスリング(ハンティング)

アメリカから、TabGearと言うブランドのBiathlon slingを購入してみたのでインプレッションしてみよう。

Tab Gear Biathlon sling Elite

アメリカ製だけあって、とても頑丈な素材と部材が使われており、ヘビーユースにも問題なく使えそうな機能美とデザインだ。銃に取り付ける金具は、スィーベルスタッドと言う負環に問題なく取り付けられる物を選んでいる。
この負環は銃によっていくつか種類があるので、自分の銃についている物を確認し、適合する物を選択すれば大丈夫だ。以下にUS Amazonのサイトから各種スィーベルが購入可能できる

https://www.amazon.com/Best-Sellers-Gun-Swivels/zgbs/sporting-goods/4200901

このバイアスロンスリングの用途なのだが、日本国内での狩猟においては、一般的にシングルスリングがほとんどであり、肩の片方にかけて銃を担ぐためによく使われる。
一般的にはそれで問題ないのだが、距離を歩くと銃の重さで肩が疲れてくる・・・右肩や左肩に掛け直しながら歩くことになる。

どんなに軽い銃でも長く担いで歩けば身体の負担になるし、山野を犬と共に歩く勢子などでは、少しでも軽い銃が欲しくなる。

このスリングは両肩で銃を背中に担ぐためのものなので、これらの負担をかなり軽減することができ、両手もかなり自由度が高いので、崖の上り下りなどにはとても重宝する。

通常のシングルスリングと合わせて是非とももちたい一品なのでお薦めする。

入手も比較的簡単で、この製品を製作・販売しているアメリカのTab Gear社のサイトからオンラインで購入することができる

https://www.tabgear.com

厳しいフィールドでの狩猟をハンドリングするアイテムが満載だ、しかし今の時期(2022年夏)は結構な円安(1ドル130円後半)なので、輸送料金含めて3割マシの日本円換算となるので早く円高に戻ってほしいものだ・・・

バイアスロンスリング(ハンティング用)の実際

日本国内では、必ずオレンジのベスト・帽子と、銃に銃カバーを被せてから担いで山に入るなど狩猟者としてのマナーをしっかりと守ってほしい

蝦夷鹿 狩猟専用 特殊車両(その2)

その1では、ハイラックスの荷台に特注でワンオフ製作したリフトの紹介動画などをご覧いただけたと思う。その2ではこの車両の屋根にワンオフでの射台(ライフルを据えて撃てる屋根)を作成していく。

動画を見ると、そつなく出来上がっているように見えるが、実はサンルーフで一度失敗しており、ドイツ製の後付けサンルーフで有名なベバストのガラスサンルーフをつけたものの、窓の開口部から体を出すことができない(開口部が狭かった・・・orz…)ために、取り付けた、ショップで取り外してもらい、屋根に空いた大きな穴をコンパネとコーキングで塞いだまま、熊本まで車両を移動・・

熊本の板金屋さんで、屋根を板金加工で塞いでもらい、再び北海道のショップまで移動・・
今度は幌タイプの開口部が大きく取れるサンルーフに付け直してもらい・・・
再び熊本まで移動・・

北海道に車で往復するのが、近く感じるようになったよ!!と・・・師匠談・・

そこから車両の屋根を計測し、サンルーフの位置なども計測、全体最適になるように、一から図面を起こして作成した屋根の射台だ。

ワンオフリフトも一部改造しており、より動作性の確保と、フロントのカンガルーバンパーの中に、重量級のウィンチと、ヨットやクルーザーなどの船舶で使われる、ウィンドラスと言われるロープを巻くためのローラーなども追加し、バージョンアップを重ね、苦節1年という期間を経て作成した特殊車両の出来上がりは以下よりご覧いただける・・

ハイラックスカスタム車両

今年の冬2022年冬には、北海道での蝦夷鹿シューティングの模様などを動画収録してご紹介するので、お楽しみにぃ〜〜〜笑

蝦夷鹿 狩猟専用 特殊車両(その1)

広大な北海道の牧場での蝦夷鹿狩猟において、獲物の回収は狩猟者の責任であり、残滓を残すような事は一切許されない。

一般的にはピックアップトラック形式の荷台に、ウィンチ等で獲物を荷台に引き上げ搭載するのが一般的だ。

昨年暮れまでの獲物回収状況

上記の写真は昨年暮れのハイラックスの荷台にリフトクレーンを搭載してエゾシカの回収にて活用したが、クレーンが回転するので、一人で作業するときは重たい獲物の場合振り回されるためにとても危険であり、なによりも荷台からそびえ立つ白いクレーンが物々しい・・・笑

そこで、これまでの師匠の狩猟経験から、荷台のリフトの完全ワンオフ作成をすることになる

構造図面から、構成部品のワンオフ作成、ワンオフ特注と、試行錯誤を繰り返し半年かけて出来上がったものが、これだ!

ハイラックス・ワンオフリフト(蝦夷鹿・ヒグマ回収用)

構想から、完成まで試行錯誤を繰り返しながら約半年の時間と、気が遠くなる費用をかけて出来上がったワンオフリフトだが、このあとにこの車両の屋根に射台を作成することになる。