今回、北海道における長距離射撃に対応させるために、高倍率のスコープを長野県にあるディオン光学技研さんから購入し、スコープリングのラッピングをレポート!日本の技です。
ライフル銃にスコープを搭載するために、スコープリングというものがあるが、このスコープリングは工業製品のために、製造公差というものが存在する。
その製造公差が原因で、そのままリングにスコープを搭載すると、一見問題なく搭載できたかのように見える場合がほとんどだが、実際には僅かな隙間が前後であったりして銃を発射する衝撃で、スコープの胴体部分に負荷がかかりまこと宜しくない事象がおこる・・
ひどい時には、スコープのズレが拡大したり、前後に動くことでスコープ胴体に撃つごとに擦り傷が入りリングでスコープ胴体を削ってしまうなどと言う事がある。
当然、正確な射撃などできない・・
そこで、ライフルスコープと、マウントリングを新調したら、自分の銃にマウントリングを搭載し、適切なトルクにて銃に固定したのち、これから紹介するラッピングツールにてマウントリングを専用のコンパウンドを使い、面取りをしっかりと実施してからスコープを載せるのが重要だ・・
これが、34mm胴径用のラッピングツール
ライフルスコープにおけるラッピングの必要性については、ディオン光学様のサイトに詳細な情報がございますので、こちらを参照されてくださいね。
それでは早速、初めてみましょう!!(^^)
銃本体にスコープリングベースを取り付け、トルクスレンチにてベースをしっかりと固定し、銃本体や余分なところに切削したコンパウンドがつかないように、サランラップのようなラップにてマウントベース以外を包んで保護し、リングのネジ穴などもマスキングテープにて保護し、専用のコンパウンド(切削粉)を塗布している様子です。
一見単純な作業のように見えるが、削りすぎたら一個ナン万円もするマウントリングはあっという間にガラクタ化し、そのまま使っても激発の振動でスコープ本体が前後に動き、ン十万円もするスコープもボディは傷だらけとなる。場合よっては深刻なダメージを与えかねない・・
そのため、経験がない方の作業は自己責任で実施をお願いする、ディオン光学様も私もこの手順についての一切の責任は負わないことをご承知おき頂き、必ず銃砲店や有識者の方での作業をお勧めする。